【ビットコイン・スタンダード】なぜ、現代にビットコインが輝くのか。

はい、ほしけんです。

今回は、ちょっと普段とは違う、書籍の解説をしていきたいと思います。

 

ということで、さっそく今回解説する本は、こちら!

『ビットコイン・スタンダード -お金が変わると世界が変わる-』 S・アモウズ著


なぜ『ビットコインが現代で輝くのか』という点で、過去のお金と比較しながら見ていきたいと思います。
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ビットコインが、かつての金のように輝く理由。

1、ビットコインは、ルールを変えない!

まずビットコインの一番大きな特徴である『ルールを変えない』ということについて、お話ししていきます。

ルールを変えない。つまり、不変であるということです。

 

具体的に行きましょう。ビットコインの発行枚数は2100万枚と決まっています。これは誰にも変えることができません。まさに不変ですね。

この発行枚数の上限について、そんなの設けないで、無制限にすればいいじゃないか!ということをいう人がいます。

しかし、これは大きな間違えであることは、過去が示しています。

 

例えば、過去に西アフリカでは、通貨としてガラスでできたビーズが使われてきました。なぜ、ビーズが通貨として使われてきたかというと、現地では技術的に作れず、希少だったからです。だから、ビーズは貨幣として成り立ったわけです。

 

ですが、のちに、ヨーロッパと貿易をすることになります。もちろん、ヨーロッパの人々もビーズで支払っていました。

しかし、ヨーロッパでは、ビーズは簡単に作られていたのです。

 

となると、西アフリカでは、ビーズがどんどんモノと交換されていきますね。そうなると、西アフリカで、ビーズでたくさんになります。

その結果、西アフリカではビーズは希少性を失い、貨幣としての役目を終えました。

 

つまり、このように、発行数が大きく増えたり、無制限になると、貨幣としての価値はなくなるのです。

ということを踏まえると、ビットコインの発行上限というのは、こういった事態の発生を未然に防げます。

 

ほかにも、ビットコインの送金スピードが遅かったり、利便性は欠けていますが、これらも変えることはしません。もし変えてしまえば、ビットコインとしての価値が失われてしまうからです。

まとめれば、ビットコインというのは、ただ『変えない』という強い特徴をがあるからこそ、価値があるということになります。著者が言うには、そのような特徴を持つ暗号資産はビットコイン以外、未だないということです。

 

2、健全な貨幣である。

ストック・フロー比率が高く、安定している

ビットコインは、健全な貨幣であります。健全な貨幣というのは、急に大きく発行されたりして、価値を落とすことがないということです。

健全性を計る方法として、ストック・フロー比率を計算するとわかります。

『ストック・フロー比率(%)={(現在ある量)/(新しく生産された量)}×100』で計算ができます。

 

このストック・フロー比率の計算式を見るに、現在ある量が変動せず、新しく生産された量が大きくなるほど、この比率は小さくなります。そして、逆に新しく生産された量が少なければ、この比率は高くなります。

ストック・フロー比率の低い例としては、現在の貨幣になります。そうです、昨年コロナパンデミックで、日本国民全員に10万円のお金が配られましたね。これってどこから出てきたのかというと、単純にお金が作られたわけです。

つまり、上の式でみれば、新しく生産された量が増えた。したがって、比率は低下しています。

 

別の見方をすれば、ストック・フロー比率が低いということは、価値が薄まった(下がった)ということです。そして、国が国民の資産を、間接的に奪っているという見方もできます。

 

ですが、ビットコインは、発行枚数の上限がありますし、毎年生産される量は決まっています。そして、4年ごとに半減期と呼ばれる生産量が減るタイミングが来ます。具体的に言えば、生産量が10万→5万→2.5万・・・・のようになるというイメージです。

つまり、毎年ストック・フロー比率は、上がっていき、最終的には無限に近づくのです。

ストック・フロー比率が高いと、経済発展につながる

では、このストック・フロー比率が高いと何がいいのかというと『世の中の発展につながる』ということです。

 

ストック・フロー比率の低い通貨が使われる世界では、人間は『現在に生きよう』とします。

これはどういうことかというと、明日価値があるかわからないものを貯めようとは思わないですよね。具体的に言えば、明日から日本円の価値はなくなりますので、と言われたら、全力で何か商品を購入したり、サービスを利用したり、別の通貨と交換したりするはずです。

当然ながら、じゃあ、日本円を貯金しなきゃなんて思わないはずです。

 

これと同じように、ストック・フロー比率の低い通貨というのは、現在に発展をもたらさないということなのです。

 

逆に、ストック・フロー比率の高い通貨が使われる世界では、人間は『将来に生きよう』とします。

これはどういうことかというと、明日価値がなくなることがないということから、貯金をしようとします。そして、貯まった貯金でなにか仕事を効率化する機会だったり、道具だったり、人を雇うなどをしますね。

その結果、より経済が活性化するわけです。そして、経済が活性化すれば、余ったお金でほかのことを始める人がいます。

例えば、芸術ですね。そういったものが発展することで、文化が生まれるということになるわけです。

 

過去にストック・フロー比率が高く、通貨としてきたのが、金でした。その当時が、文化的に発展していた時代であるということですね。

つまり、ビットコインが現在の貨幣通貨と変われば、経済的に文化的に発展が見込めるのではないかということですね。

3、中央で管理するものがいない

最後に『中央で管理するものがいない』という点です。

これはどういうことかというと、ビットコインというのは、管理する人がいません。会社が発行している通貨でもありません。

なので、前述したように、発行枚数や処理スピード向上などを変更できません(厳密には可能なのですが、フォークを達成できたことはありません)

 

しかし、逆に、現在の紙幣というのは、国が100%管理しています。

となると、すべては国次第ということなのです。

 

国が管理することで問題になったことがあります。2021年インドでは、1000ルピーと500ルピーの廃止を急遽発表しました。

簡単に言えば、そのお金、使えなくなるからということを、国が勝手に発表したのです(当時インドでは大騒ぎで、銀行に両替しようと人で大変なことになったようです)

 

インドとのお金の価値が違うので、厳密には違いますが、1万円札や5000円札が使えなくなります!となるようなものです。

 

それは、困りますよね。これが、政府が100%管理するという問題点です。つまり、すべては政府が決めてしまうのです。

これは、上述の国が日本円の発行枚数を決められるのとも、関係します。

国が市場に参加しようとすると、失敗する

また、国が通貨を管理しようとすると起こる問題点として、最終的にはコントロールできないからということです。

 

現在、金利やさまざまな方針を、国の一存で決めています。ですが、過去を見るとことごとく失敗に終わっています。

 

それはなぜかというと、市場の原理が働かないから。

著者は、市場に任せておけば、需要と供給で自動的にちょうどいいものになる。という風に言っています。

 

具体的な例で言えば、スイスが金本位制をやめるまでは、失業率は1%を切っていました。しかし、金本位制を導入したときから、失業率が上昇し、5%以上を常に保っているということ。

つまり、これまで金という市場に任せたものであったのに、法定通貨という政府が管理するものを導入したせいで問題が起きているわけです。

 

ですが、ビットコインは、そんな管理者がいません。ですから、急に発行枚数が変わったり、使えなくなったりすることはありませんし、政府がコントロールせずに、市場に任せた運用が可能なのです。

 

今後のビットコインは

というように、ビットコインが輝く理由は下記の通りです。

1、ルールを変えないという『不変性』

2、将来に生きようとするのに必要な『健全性』

3、だれにも管理されない『市場性』

 

では、この次はビットコインの将来について、見ていきます。

過去には上で上げたビットコインの特徴を持つ、金という通貨がありました。

 

しかしながら、現在では金は通貨としてつかわれていません。

というのも、政府が金を管理するようになったからです。そして、金を担保にして、通貨を発行するまではよかった(金本位制)のですが、信用創造という担保以上の通貨を発行してしまったのが、問題なのです。

 

となると、今後、ビットコインが政府により、大量に買われたり、管理されるまではいいとして、それの価値以上に通貨を発行すると、結局はビットコインは、過去に起こった金の失敗と同じになってしまうのです。

 

というように、ビットコインの将来は、金のように担保資金として使われるということ。なぜなら、処理スピードが遅いし、手数料も高いからです。日常的な決済には不適です。

取引をビットコインの台帳に記録することを、オンチェーンといいます。

 

しかし、今後は、ビットコイン以外のところの台帳に記録する、オフチェーンで取引が行われていくだろうということです。このオフチェーンであれば、小額の決済や決済スピードは問題なく使えます。

 

そして、そのオフチェーンで取引に使われる通貨は、ビットコインを担保にして、健全性を保ちながら、発行されるようになると。

そうすれば、過去に金を担保にしてのような、信用創造を防ぐことができます。

 

個人的な感想

この本を読んで、自分はビットコインの将来性はあるなと改めて感じました。

以前お話ししたように、ビットコインの積立も始めました。

仮想通貨の積立なら、ビットフライヤーがオススメな理由。
はい、ほしけんです。 明日からビットフライヤーで、毎日130円分のBTCを積立ててみます。月4000円くらい。 1円単位で決められるのはすごいなぁ。 ちなみに、日本円残高不足になると終わるので、自動振込設定しておきまし...

 

がしかし、別に感じたことが、、、この本の日本語版が2021.7に発売しました。

 

では、英語版は?というと、2018.4なんですよね。つまり約3年前の情報なのです。自分は読んでいて、なんで、グラフが2017年までなんだろうと疑問に思って調べたらこういうことでした。

となると、やはり、情報というのは、日本語で得られるときには、既に遅いということを感じざる終えませんでした。だって、3年ですからね。自分がもしこの内容を3年前に知っていたら、今とは大きく状況が違いますから。

 

またもう一つ。過去では金と銀が通貨として使われてきました。

しかし、のちに銀の通貨をやめ、金を通貨として使うという国が増えていきます。具体的に言えば、金本位制を導入したのがヨーロッパなど。銀本位制を導入し続けたのが、インドや中国でした。

ほかの国々が、銀の通貨として認めなくなるとどうなるか、結果、金に対する銀の価値が暴落するわけです。なぜなら通貨として使えないからです。

 

結果、銀本位制を導入していた国は、資産を失っていきます。逆に、金本位制の国々は富んだことでしょう。

 

この結果を現在に当てはめてみましょう。

エルサルバドルという国が、ビットコインを法定通貨にしました。これがほかの国でも導入されたらどうなるでしょう。

必然と、現在の貨幣通貨というのが、過去の銀のような行く末になるのが想像できるのではないでしょうか。

 

確かに、エルサルバドルという国は、小さいですが、徐々に広がれば、どうなるのでしょうか。

 

ここらへんは想像にお任せしますが、自分はビットコインの可能性を感じた次第です。

 

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